採用クリエイターが実践する、中小企業の強みの見つけ方
- TRACE運営事務局
- 1月22日
- 読了時間: 4分
更新日:2月19日

本記事はカケハシスカイソリューションズのメールマガジンで過去に配信されたコラムをもとに作成しています。
コロナを抜けると、そこは採用戦国時代でした。
2024年卒採用に関する企業アンケート(※1)では、昨年よりも採用人数を「増やす」と答えた企業が37.1%。社員数1000人以上の大企業については46.6%が「増やす」と回答しています。アフターコロナで採用活動が活発になったのは喜ばしいことですが、その反面、苦戦を強いられている企業も多いようです。
※1参考元:株式会社ディスコ「2024年卒・新卒採用に関する企業調査−採用方針調査(2023 年2月調査)」
しかし、中小企業だからといって必ずしも大企業に競り負けてしまうわけではありません。2024年卒学生を対象としたアンケート(※2)では、大手志向の学生は48.9%で半数を割る結果に。なかでも学生の回答で「絶対に大手企業が良い」は8%程度であり、「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」は40%もいます。
※2参考元:マイナビ「2024年卒大学生就職意識調査」
そう、採用戦国時代を勝ち抜くために、企業規模は関係ないのです。ただし、待っていても学生はやってきません。中小企業ほどしっかりと自社の採用上の強みを理解して立ち回る必要があります。ここでは、クリエイティブ制作の側面から弊社がどのように中小企業のお客様の強みを見つけ、採用成功のサポートをしているのかをご紹介します。
早速ですが貴社の採用上の強みとは何でしょう。
「正直、大手と比べると強みと呼べるようなところはなくて…」
「他社と差別化できるほどの魅力はないんです…」と諦めていませんか?
実は、弊社のお客様からも自社の強みが何なのか分からないとご相談をいただくことが多々あります。そんなときに有効なのが“言い換え”です。取材や打ち合わせなどを通してお客様のことをうかがうと、必ずそれぞれの会社のきらりと光る個性が見えてきます。私たちは、その個性を強みに変換し、学生に共感してもらえる情報にしています。
例えば、以下は採用活動上の強みになるでしょうか?
・一つのプロジェクトに携わる人数が少ない
・新入社員にもどんどん仕事を振っていく
・業界のなかでもニッチな仕事
大変そうな仕事に思えて、強みだ、と答える方は少ないかもしれません。
そこで弊社がおこなうのが、先ほどの“言い換え“です。
・一つのプロジェクトに携わる人数が少ない = 仕事の裁量権が大きい
・新入社員にもどんどん仕事を振っていく = 若手の成長速度が速い
・業界のなかでもニッチな仕事 = 専門性の高い仕事ができる
言い換えてみると、働くメリットに思えてきませんか?これらはウィークポイントと思えることでも、その中のメリットにフォーカスすることで強みに言い換えることができるという一例です。このように、私たちはお客様が気づかなかった強みを掘り起こし、学生に伝わるように表現していきます。それらを合同説明会の装飾や入社案内、採用サイトなどの採用ツールに落とし込み、学生を惹きつけているのです。
このように“言い換え“ができるようになる秘訣は、俯瞰的視点を持つことです。自社のことを考えようとするとどうしても内々にこもり、普段知っている情報や働く自分の視点でしか見ることができません。できるだけ自社を遠くから俯瞰し、新しい情報を見つけるには、新しい視点が必要です。同業との差別化ではなく、他業種との差別化をしてみたり、時代背景を踏まえて自社を見つめなおしてみたり。いつもと視点を変えてみてはいかがでしょうか?それでもなかなか自社の強みにたどり着けない場合は、ご遠慮なく弊社を頼ってください。弊社も、自社のブランディングをおこなうときには他社のパートナーに依頼することが、実は多いんですよ。
【採用成果につながる「採用サイト」の作り方セミナー】や【弊社トップクリエイターの採用ツールアイディア会】もご用意しています。
採用戦国時代を勝ち抜くために、ぜひ一度、ご参加ください。
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